腱鞘炎の原因と対処法:1日1分できるセルフケアで快適な生活を!
腱鞘炎は、手首や指に起こる腱と腱鞘の炎症で、多くの方が経験する悩ましい症状の一つです。スマートフォンやパソコンの使用頻度が増えた現代では、特にデスクワークをしている方や、手を多く使う職業の方に多く見られます。ここでは、腱鞘炎の原因と対処方法、さらに腱鞘炎の方でも安心して行える1日1分のセルフケアをご紹介します。
腱鞘炎の主な原因
1. 手や指の使い過ぎ: 長時間のタイピングや繰り返しの動作は、腱に負担をかけて炎症を引き起こします。
2. 不適切な姿勢: 手首を曲げた状態で作業を続けることは、腱鞘炎のリスクを高めます。
3. 振動工具の使用: 振動を伴う工具を長時間使用することで、手や指に過度の負担がかかります。
4.手や指以外の問題:じつはこれが最も多い原因の一つですが、病院や整骨院などではあまり重要視されていません。これは首や肩の凝り、猫背・巻き肩などの不良姿勢、背骨の歪み、全身の血液循環これらが根本的な要素となり、上記のような日常生活を送ると炎症を引き起こす腱への血流が不足し疲労を回復できない状態が続き、慢性の腱鞘炎へと移行しています。
腱鞘炎の対処法
– 休息: 痛みのある部位をしっかりと休ませることが第一歩です。無理をせず、症状があるときは作業を中断しましょう。
– 冷却: 炎症が起きているため、痛む箇所を氷や冷湿布で冷やすことで腫れを抑えることができます。
– サポーターの使用: 手首や指を固定することで無理な動きを制限し、腱を休ませることができます。
– 温める:急性の炎症が治ってきたら、全身の血流と患部への血流を促進するために温めることが効果的です。お風呂に浸かって温まったり、手首を冷やさないようにレッグウォーマーなどの装着が効果的です。
腱鞘炎でもできる1日1分のセルフケア
手首の優しいストレッチ
– やり方:
1. 痛みの少ない範囲で、片方の手で反対の手の指先を軽くつかみます。
2. 指全体を優しく反らすようにして、手首をゆっくりと伸ばします。
3. 深呼吸をしながら10秒間保持します。
4. ゆっくりと元に戻し、反対側も同じように行います。
– 目安: 両手1回ずつ、合計1分間を目安に行いましょう。無理に引っ張らず、痛みが和らぐ感覚を大切に。
日常生活での注意点
– 作業環境の見直し: 椅子や机の高さを調整し、自然な姿勢で作業できるように環境を整えましょう。
– 定期的なストレッチ: 同じ姿勢を続けないよう、1時間ごとに軽いストレッチを行いましょう。
– 負荷の軽減: 作業をする際は、手や指への負荷を意識的に減らす工夫を心がけましょう。
腱鞘炎は適切な対策を講じることで改善が期待できます。整体院では、一人ひとりに合わせた施術を提供しておりますので、お気軽にご相談ください。1日1分のセルフケアを取り入れて、快適な生活を取り戻しましょう!