評価で把握したタイプに合わせ、最小限の刺激で最大限の効果を狙います。痛みを悪化させる運動は行いません。初期は「運動なし」でも改善が進む理由を、施術設計から解説します。
整体(徒手)アプローチの要点
- 胸椎・肋骨の可動性回復:胸椎伸展/回旋の改善で、腰椎の代償伸展・回旋を減らす。
- 股関節の伸展・内外旋:腸腰筋・大腿直筋の過緊張を解放し、ヒップヒンジ動作を獲得。中臀筋の機能的リクルートを促す。
- 骨盤帯の安定化:仙腸関節周囲の軟部組織調整、多裂筋・腹横筋の協調改善(呼吸連動)。
- 神経ダイナミクス:坐骨神経の滑走性をソフトに改善(過伸張はしない方針)。
よく使うテクニック例
- 胸椎モビリゼーション、肋椎関節のスプリング
- 腸腰筋・大腿直筋・大腿筋膜張筋の緩解、殿筋群のトーン調整
- 骨盤クリア(スラストは行わず、安全な範囲のモビリティ重視)
- 腹圧戦略(呼吸誘導での内圧コントロール)
鍼灸アプローチの要点
- 鎮痛:筋膜トリガーへの局所鍼(例:腰方形筋、殿筋群、ハムストリングス)
- 自律神経調整:睡眠とストレスの質改善を狙う全身調整(例:足三里、三陰交、内関、太衝 など)
- 腰部局所の循環改善:志室、腎兪、秩辺、委中 等を症状と体質に合わせ選穴
鍼は極細で刺激はソフト。刺さない手技(てい鍼・温熱)も選べます。
通院と効果の目安
- 初期(1〜2週):週1回。痛みの閾値を下げ、動作時の不安を減らす。
- 移行期(3〜6週):2週に1回。可動性の定着と日常動作の最適化。
- 定着期(7週〜):3〜4週に1回。再発要因の管理と生活リズムの安定化。
効果には個人差があります。神経症状(しびれ・筋力低下)が強い場合は医療機関への紹介を優先します。
「運動なし」でも進む理由
- 痛みを悪化させないフォーム・姿勢を先に身につけると、日常活動だけで負担分散が進む。
- 鍼灸で睡眠質が上がると回復力が増し、過度な運動なしでも体調が改善しやすい。
関連リンク
- 腰痛ページ:詳しくはこちら
- ダイエットLP:運動なしダイエットの全体像
次回予告
次回は「運動なし・無理な食事制限なしで −8kgを目指す栄養戦略」。具体的な食事設計と12週間のフェーズ分けをご紹介します。
ご予約・特典/院情報(共通)
- ダイエットLINE特典:https://lin.ee/qhx3ozr(1週間−1kg法/簡易DNA検査/食事例100選)
- 整体LINE:https://x.gd/l1N2x/電話:06-6713-7755
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