「指がカクッと引っかかる」「朝は曲げ伸ばしがつらい」「親指の付け根が痛い」——それはばね指（弾発指）かもしれません。

ばね指は腱鞘炎の一種で、屈筋腱とA1プーリー（指の付け根のトンネル）に炎症や腫れが起こり、腱の滑りが悪くなる状態です。
本記事では、悪化しやすい人の共通点とやってはいけないNGケア、正しい対処法をわかりやすくまとめました。

目次

ばね指とは（仕組みとよくある症状）

• 仕組み：指を曲げる腱（屈筋腱）がA1プーリーというトンネル部で引っかかり、腱がスムーズに滑らない状態。
• 症状：引っかかり感・カクッと跳ねる（弾発）、朝のこわばり、指の付け根（掌側）の圧痛・腫れ。
• 好発部位：親指・中指・薬指に多い。
• 進行例：進むと曲がったまま伸ばしにくい、無理に伸ばすと激痛——といった状態に。

悪化しやすい人の共通点

• 反復動作が多い：握る・つまむ・連打（スマホ親指、キーボード、楽器、包丁、工具）。
• 強い握力を日常的に使う：重い買い物、ペットボトル開け、雑巾しぼり、畑仕事など。
• ホルモン・代謝の影響：産後・更年期、糖尿病、甲状腺機能低下、透析中の方はリスクが上がります。
• 冷え・むくみ体質：手の血流が落ちやすく、腱周囲がむくみやすい。
• 不良姿勢・肩こり：首肩の緊張で前腕〜手の負担が増え、回復が遅れやすい。

やってはいけないNGケア

• 力任せのストレッチ・無理やり伸ばす：炎症部（A1プーリー）をさらに摩擦・圧迫し、悪化の原因に。
• 痛む部位を強く押す・もみ続ける：一時的に楽でも、かえって腫れを増やします。
• 輪ゴム・ハンドグリップでの過負荷トレ：「鍛えれば治る」は誤り。急性期は負担増。
• 冷やし過ぎ：慢性期の冷えは症状を強めがち。冷水家事は手袋なしで行わない。
• テーピングやサポーターの締め過ぎ：血流を妨げ、しびれ・むくみを助長。
• 痛み止め頼みで使い続ける：原因動作の調整をせずに酷使を続けると長期化しやすい。

今日からできる正しいセルフケア

• 使い方を減らす（最優先）：強い握り・親指の連打を減らす。荷物は分けて持つ。
• 温めてから動かす：家事・作業前に手首〜指を温タオルで1〜2分→優しく握る・開くを10回。
• 痛みの出ない可動域で“スーッ”と動かす：指を根元から順に曲げ伸ばし（各5〜10回）。
  引っかかる直前で止め、呼吸を止めないのがコツ。
• 夜間の保護：就寝時は軽く伸ばした中間位を保つ簡易スプリントやテーピングで固定（きつく巻かない）。
• 道具を変える：太めグリップのペン・包丁、シリコンカバー、開栓補助具などで負担分散。
• 冷え対策：水仕事はゴム手袋＋綿手袋の二重、外出時は手袋で保温。

仕事・家事・スマホの工夫

• スマホ：片手親指連打を減らし、両手操作や音声入力、スタンドを使用。
• PC作業：手首はまっすぐ、リストレストを活用。マウスのサイズを手に合うものへ。
• 家事：雑巾絞り・ペットボトル開けは道具に頼る。重い物は両手で体に近づけて持つ。
• 作業の分散：30〜60分ごとに30秒の休憩（手を開く→軽く振る→肩回し）。

受診の目安と医療での治療選択

• 2〜3週間セルフケアを続けても改善しない・悪化している。
• 曲がったまま伸ばしにくい、強い痛みで夜間に目が覚める。
• 指の付け根（掌側）が腫れて押すと強く痛む、熱感がある。
• 産後・更年期、糖尿病・甲状腺疾患などがあり再発を繰り返す。

医療機関では、安静・装具や投薬、腱鞘内注射（ステロイド）、再発・重症例では手術（A1プーリー切開）が検討されます。判断は担当医の診察に従ってください。

当院でできること（はやしだ鍼灸整骨院）

• 評価：痛みの部位・程度、指〜手首〜前腕の滑走不全、使い方の癖、作業・家事内容を確認。
• 施術：前腕屈筋群・手掌筋膜のやさしいリリース、関節モビライゼーション、鍼灸、物理療法で炎症部の負担を軽減。
• 動作・環境の改善：グリップ変更、休憩の取り方、夜間の保護（装具・テーピング）を個別にご提案。
• 医療連携：必要に応じ整形外科の受診（注射・手術適応）をご案内します。

ご予約・お問い合わせ

はやしだ鍼灸整骨院
住所：大阪市東住吉区桑津1-12-27
電話：0667137755
公式サイト：https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com
公式LINE（整体）：https://x.gd/l1N2x

診療時間
平日 9:00-13:00／16:00-20:00
土曜 9:00-13:00　休診：日曜・祝日

初めての方へ：https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com/first
料金・施術の流れ：https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com/price
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まとめ

• ばね指は「腱とトンネル（A1プーリー）の摩擦」が原因。無理なストレッチや強揉みはNGです。
• まずは使い方の調整・温め・やさしい可動で滑りを回復。道具や作業の工夫も効果的です。
• 改善しない・引っかかりが強い場合は、早めにご相談ください。評価〜施術〜セルフケアまで丁寧にサポートします。

ご不安や疑問は、お電話や公式LINEからお気軽にどうぞ。

—— 次候補のテーマ – 脊柱管狭窄症で歩くとつらい｜「前かがみでラク」の理由と歩き方 ご希望があれば、このまま続けて原稿を作成します。