「夜中に手がしびれて目が覚める」「手を振ると少し楽になる」――そんなお悩みはありませんか。
夜間のしびれの代表例が手根管症候群ですが、首や肩、肘が原因のこともあります。この記事では、見分け方と今夜からの対処をやさしくまとめました。無理のない範囲で試してみてください。
目次
夜中にしびれが出やすい理由
- 手首の角度:寝ている間に手首を深く曲げたり反らしたりすると、神経の通り道(手根管など)が狭くなります。
- むくみ・冷え:就寝中は循環が落ちやすく、むくみや冷えで神経が過敏に。
- 同じ姿勢が続く:腕枕・うつ伏せ・腕を頭上に上げた姿勢は、首や肩〜鎖骨周りで神経・血管を圧迫しやすいです。
手根管症候群との見分け方(主な原因と症状の出方)
- 手根管症候群:親指〜中指(+薬指の親指側)がしびれる・痛む。夜間に悪化、手を振ると少し楽。
詳細:手根管症候群の詳しい説明 - 首(頚椎)由来:首を反らす・横を向くと腕〜手がしびれる/痛む。首・肩のこり・痛みを伴いやすい。
- 胸郭出口症候群:肩をすくめる・腕を上げる・重い荷物で悪化。薬指〜小指側のだるさ・しびれ感が出やすい。
詳細:胸郭出口症候群 - 肘部管症候群(尺骨神経):肘を深く曲げ続けると、小指〜薬指小指側がしびれやすい。電話・読書・寝落ちで悪化。
- その他:糖尿病・甲状腺機能低下・リウマチなどの基礎疾患、手の酷使や冷え・むくみ体質など。
かんたんセルフチェック
- しびれの範囲:親指〜中指中心→手根管の可能性。小指中心→肘部管や胸郭出口の可能性。
- 手首テスト(30〜60秒):手首を深く曲げる/反らすとしびれが悪化→手根管を示唆。
- 首の姿勢:首を反らす・横に倒すとしびれが強まる→首由来の可能性。
- 肘の曲げっぱなし:肘を曲げ続けると小指側がジンジン→肘部管を示唆。
- 夜の変化:手を振る・温めると少し楽→循環低下や手根管の関与が考えられます。
今夜からできる対処(就寝時の工夫)
- 手首は中間位:強く曲げない・反らさない。簡易サポーターやタオル固定も一案です。
- 枕と姿勢:うつ伏せや腕枕は避ける。抱き枕やクッションで腕を軽く支える。
- 冷え対策:寝る前の手浴(38〜40℃で3〜5分)→よく乾かす。手首まで覆う薄手手袋も有効。
- 飲酒を控えめに:むくみ・脱水で夜間のしびれが強まりやすいため。
- 痛む・しびれる時:いったん起きて手を「軽く開く→振る→前腕をやさしくさする」を30秒。強いストレッチはNG。
日中の悪化要因と予防
- スマホ・マウス:手首はまっすぐ。親指の連打を減らし、両手持ちやスタンド・リストレストを活用。
- 強い握り込み:工具・自転車・買い物袋は太めグリップに。荷物は左右交互に持つ。
- 同じ姿勢が続く:30〜60分ごとに「手を開く→軽く振る→肩回し」30秒の休憩。
- 冷水・冷風:ゴム手袋・防寒で冷えを避ける。温冷差を減らす。
受診の目安
- 2〜3週間セルフケアを続けても夜間のしびれが改善しない。
- 物を落としやすい、ボタンがかけにくい、親指の力が入りにくい(母指球がやせる)。
- しびれが常に強い、範囲が広がってきた、痛みで眠れない。
- 糖尿病・甲状腺疾患・リウマチなど基礎疾患があり、悪化しやすい場合。
- 突然の片側麻痺・呂律困難などを伴う場合は、至急医療機関へ。
当院でできること(はやしだ鍼灸整骨院)
- 評価:指先〜手首〜肘〜肩〜首の連動、姿勢や作業内容、夜間の姿勢を丁寧に確認。
- 施術:前腕筋群・手掌筋膜のリリース、関節モビライゼーション、鍼灸、物理療法で循環と滑走をサポート。
- セルフケア指導:夜間の手首保持(装具含む)、日中の負担軽減、やさしい腱・神経滑走体操。
- 医療連携:必要に応じて整形外科の神経伝導検査、注射や手術(手根管開放術)適応の相談にお繋ぎします。
関連ページ:
手根管症候群の詳しい説明 / 胸郭出口症候群(腕のしびれ) / ストレートネック(首由来のしびれ)
ご予約・お問い合わせ
はやしだ鍼灸整骨院
住所:大阪市東住吉区桑津1-12-27
電話:0667137755
公式サイト:https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com
公式LINE(整体):https://x.gd/l1N2x
診療時間
平日 9:00-13:00/16:00-20:00
土曜 9:00-13:00 休診:日曜・祝日
初めての方へ:https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com/first
料金・施術の流れ:https://hayashida-sinkyuu-seikotsu.com/price
地図(Googleマップ):こちらを開く
関連記事
まとめ
- 夜中の手のしびれは、手根管症候群が代表的ですが、首・肩・肘が原因のこともあります。
- 指の範囲・姿勢での変化・簡単テストで傾向を把握し、就寝時は「手首中間位・冷え対策・同じ姿勢を避ける」を意識しましょう。
- 続く・悪化する・力が入りにくい場合は、早めにご相談ください。当院が評価・施術・セルフケアまでサポートします。
ご不安や疑問は、お電話や公式LINEからお気軽にどうぞ。







